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〈祇園祭2022〉疫病退散の祈りつないで、祇園祭が告げる「始まりの夏」 3年ぶりの「神輿渡御」と「山鉾巡行」
疫病退散を神に祈る祇園祭。今年は3年ぶりに、八坂神社の神輿渡御と、町衆による山鉾巡行が行われます。その裏には、新型コロナ禍にあっても懸命に祈りをつないできた、祇園祭を支える人々の変わらぬ思いがありまし…
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〈祇園祭2022〉196年ぶりの晴れ舞台、祇園祭「鷹山」が巡行復帰 縁がつないだ夢への挑戦
鷹山保存会 理事長 山田純司さん いくつもの縁と思いを重ねて、いよいよその時が来た。江戸時代末期に相次いだ災禍で消失して以来、「休み山」として眠っていた祇園祭「鷹山」が今年、196年ぶりに後祭の山鉾巡…
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〈祇園祭2021〉受け継いだ伝統と新しい時代の合理性 祇園祭「鷹山」復興の軌跡、設計に込められた思い
■鷹山の実施設計を手がけた 末川協さん 大風雨による災禍で1826(文政9)年に失われて以降、資料や文献にその姿をとどめるだけだった鷹山。曳山(ひきやま)の中で最大級といわれる壮大な鷹山を、約200年…
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〈祇園祭2021〉1万本の絹糸が生み出す西陣織「水引」 祇園祭を支え続ける京都の底力、鷹山復興の軌跡
■龍村美術織物 岩間利夫さん、大西聡さん 「動く美術館」とも呼ばれる祇園祭の山鉾巡行。華やかに飾る懸装品の中でも、ひときわ目を引くのが色とりどりの紋様に彩られた幕。度重なる災禍で失われた鷹山の幕「水引…
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「うちは小売、卸し、しゃべりの3本柱の八百屋です」
話上手な店主が出迎える、無農薬野菜の八百屋。 八百屋 一期一会 店主 鋤田隆幸 ■モチベーションに火をつける 「一期一会」は、無農薬野菜を取り扱う小さな八百屋。オープンは2018年の秋。まったくの異業…
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「この業態にしたのは、将来生まれてくる子どものそばにいたかったから」
手間ひまをかけたワンランク上の惣菜店。 ときわOSANDO 店主 北爪大介 ■家族を大切にしないと、他の人も大切にできない 「現地では農場で乳牛の世話をしていました。英語はまったくしゃべれへんけど、な…
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「駄菓子屋みたいに、記憶に残っている。そんな町のパン屋さんになりたい」
地域密着、生活に寄り添う町のパン屋。 MAIPAN 店主 添野 舞 ■おばあちゃんになっても店をやっていたい 19歳のとき、それまでは特に気に留めていなかった「パン」が特別なものになった。きっかけは近…