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「京都の和菓子は、品が大切。継ぐ人は、その感覚を理解してくれていればいい」
江戸時代に創業、銘菓「きぬた」で知られる和菓子店。 長久堂 社長 横山長尚 ■菓子と菓銘、価値は五分五分 あんでもなく、素材でもなく、その姿形でも、全体の味わいでもない。「京都の和菓子は、品(ひん)が…
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「僕の料理は、その人の瞬間的な記憶に残りたい。そのために、なんでもする」
美山とつながる、ジビエが得意なレストラン。 Ristorante Miyama162 オーナーシェフ 神田風太 ■ご贔屓したら一生続く 店の名が京都と美山をつなぐ国道162号線に由来していると気づいた…
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「時代とともに。これからの農家は、人間心理を理解しないといけない」
「すぐき」をはじめ、40種類以上の野菜を作る専業農家。 森田良農園 代表 森田良彦 ■農業とは、生命維持産業 飲食店の取材が多いハンケイ編集部、よく耳にするのが「野菜は森田農園さん」。今回の取材にニコ…
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「自分とお客様は同じ感覚で、食べて安全なものを提供したいんです」
玄米ご飯のヘルシー弁当専門店&カフェ。 カーキーバンブー 代表 和田やよ泉 ■「龍の道」の北山で一休みできる場所 和田やよ泉さんは元デザイナーだ。すべては、勤めていたデザイン事務所の社長との雑談から始…
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「注文を聞いてからパン粉をつけたい。味は同じようでもやっぱり違う」
住宅街で40年以上愛され続ける洋食屋。 キッチンぽっと オーナー 小泉 信 ■自分は頑固者 開店を待ち構えていた客で店内はたちまち満席になる。メニューとにらめっこし、ふとキッチンに目をやると、繁盛店に…