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「どんな身分でも、お酒の前ではみな、平等」
女性店主が出迎える、隠れ家的バー。 BAR Sand 店主 鈴木景子 ■最初の1 杯が最後の1 杯と思え 重い木製の扉を開くと、絵本に出てくるような小さなカウンター。13番路地にある隠れ家のようなバー…
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「1本キレてる、狂気をはらんだ音。せっぱつまった感情を出す音楽に惹かれる」
日本のみならず、海外からも音楽好きが集まるバー。 GALAXIE500 マスター 橋目隆行 ■聞くべき音楽を「処方」される快感 編集Kは音楽との付き合い方がよくわからない。好きな音楽から、どうやって聞…
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「携帯がない時代、酒場に行けば、世代を超えて人と会えた」
大将の漢気(おとこぎ)に酔う、隠れ家的酒肴の場。 松本酒場 店主 松本尚也 ■日本酒、神輿。大人の男の嗜み。 大和大路四条下ル二筋目の路地を西へ、スマホのナビと首っ引きでもたどり着けない路地奥(どんつ…
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「常連さんから『こうちゃんって、どうでもいいことよく知ってんな』って言われたよ」
木屋町と共に40年。知識豊富なマスターが待つ、小バコバー。 booze.K 店主 山本晃史 ■飲み屋には、飲み屋のルールがある 「母が京都人。親父が早くに亡くなってね。それでおばあちゃんと住むことにな…
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「うちがもっと人気店になれたら、西新道錦会商店街にいい店が増える」
昼も夜も酒が飲める、喫茶&バー。 壬生モクレン オーナー 川口まり絵 ■記憶が消えるから 飲むのは楽しい 私たち編集部は、1軒の店がその地域の風向きを変えるのを見てきた。河原町五条では「西冨家コロッケ…
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「ブルーハーツをかける時だけは感情移入してしまう。 頼むから、この曲で盛り上がってくれよ」
リクエストに応じ流れる歌謡曲のレコード酒場。 ビートルmomo 店主 肥田博貴 ■場末のバーのマスターを目指して 「君は、場末のバーのマスターにでもなったらいいんじゃないの」。 そう僕に言ったこと、彼…
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「陽水はしんどい。毎日聴くなら中島みゆき」
中島みゆき好きが毎晩集う飲み屋。 BAR きさらぎ オーナー 相馬利光、相馬佐由美 ■飲み屋は酒を売るところと違う 「60歳になったら飲み屋をやると聞いてはいたけど、男の浪漫(ろまん)だと思っていたの…