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「京都らしさは、京都を外から眺めてみないとわからない」
和の伝統食を継承。京都初のねりみそ専門店。 ねりみそ工房 利香庵 店主 高橋宗孝 ■生き残った私にできることはなにか 髙橋宗孝さんは今日も、大鍋に向かってみそを練る。 「白みそを混ぜるのは京都だけ。味…
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「自分なりのお気に入りを見つける。そのお手伝いができれば最高」
少量から焙煎できる。会話が弾むコーヒースタンド。 AOI COFFEE 店主 鬼追善久 ■専門店ぶらない、押し付けない 京都コンサートホールの北斜向かいにある、間口半間ほどのコーヒースタンド。陽光射し…
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「目で見てもわからないほどの木肌の削ぎを、素手で感じています」
温故知新、職人の手仕事による技が冴える桶づくりの老舗。 おけ庄 林常二郎商店 山本大輔 ■100年前の桶から昔の職人仕事を感じる。 大和大路通をはさんで、恵比須神社の斜め向かいに、桶の製造販売を手掛け…
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「自分とお客様は同じ感覚で、食べて安全なものを提供したいんです」
玄米ご飯のヘルシー弁当専門店&カフェ。 カーキーバンブー 代表 和田やよ泉 ■「龍の道」の北山で一休みできる場所 和田やよ泉さんは元デザイナーだ。すべては、勤めていたデザイン事務所の社長との雑談から始…
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「自分で試したけど、オリジナルのレシピがいちばん、シンプルでおいしい」
4代目が再興する、おはぎの名店。 今西軒 店主 今西正蔵 ■大切にすべきは今西軒のブランド 京都であんこが最も美味しい店として、ここ今西軒の名を挙げる人のなんと多いことか。毎朝9時半の開店を待つ行列が…
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「生地はもちろん、中身もすべて自分でつくる。妻と『手づくりできないなら、つくるのをやめよう』と」
その数60種類! 品揃えが豊富な、小さなパン屋さん。 プラ・ビダ オーナーシェフ 植田陽彦 ■僕は、肉体労働がしたかった。 赤いビロードの王冠のように姫リンゴを戴くタルト。石挽の北海道産小麦で焼いたレ…
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「創業者である父と一緒に仕事ができたのが、私の一番の幸せです」
あん炊きから丁寧に 竹田街道筋のおまん屋さん ふたば菓舗 経営者 鈴木康之 ■奇をてらわない。『おいしいなぁ』と感じていただけたら その味を知った人は、車を駆ってでも買いに来る。決して、近所の人のため…