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「イラストレーター&ライター&バインダーを目指したい」
岡崎アートゾーンにある、美術書に強い古本屋。 山﨑美術書店 店主 山﨑純夫 ■“本”とは、“人”である 幼い頃から「本の蟲(むし)」だった。 「小学生の時は図書委員。毎日、ランドセルを本でいっぱいにし…
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「基準は、骨董とか現代ものではない。扱うのは、自分の琴線に触れる美しいもの」
南禅寺の門前にある、うつわ専門のセレクトショップ。 うつわや あ花音 オーナー 梶 裕子 ■愛される作品は次代に残る 今でこそ、うつわのセレクトショップは珍しくない。しかし30年前の開店当時はバブル期…
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京町家の奥に広がる独創的宇宙。
■貴重な、あまりにも貴重な「記念館」 最近の京都は静かだ。もうすっかり葉桜になった鴨川を横目に、五条通を東へ。路地を数歩奥へ進むだけで、車通りの喧騒はもはや届かない。犬矢来に格子窓という外観は典型的な…
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「アートとしての自然布を前に、自分の作品は比べ物にならないと感じました」
古布を専門に扱うギャラリー。 Gallery 啓 オーナー 川崎 啓 ■自然布は無意識のアート 骨董屋が立ち並ぶ寺町通に「自然布」と呼ばれる古布を主に扱うギャラリーがある。自然布とは、藤やシナなどの木…
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「日本画の髑髏は一つひとつ表情が違う。怖さよりも美しさを感じます」
和服で撮影も大歓迎、妖しのアンティーク着物専門店。 戻橋 店主 渡辺健人 ■好きなものを集めて、訪れる人を驚かせたい。 赤と黒の配色が印象的なアンティークの和服店、店の奥には色とりどりの着物や和装小物…
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「父が『自分が美しいとおもったら、それでええんや』と。ものの価値は自分で決めると学びました」
アンティークと、現代の作品が出会うギャラリー。 昂-KYOTO- 店主 永松仁美 ■意識しなくても、京都なんよ。 古伊万里を中心に書画や骨董の器などを扱う美術商の長女として、薫陶を受けて育った永松仁美…
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「花が咲いていたら『きれい』と思う。その感性が人を豊かにしてくれる」
藍皿に引き込まれて、古美術の世界へ。 古美術清水 店主 清水拓郎 ■無意識の美は、使って気持ちがいい。 東寺の南門の真向かい、ガラスのドアを開くと、足元の石像と目が合った。「これは田の神さん、鹿児島の…