-
「四条中新道」から、半径500mを歩いてまわる。
かつて京都の地場産業が繁栄していた頃、多くの往来があった商店街。 今は、一見ひっそりと静かな界隈に、少しずつ面白い人が現れて、 極小さな灯りがともり、付近を照らし始めている。レトロとモダンが共存する、…
-
「歴史的な背景があるのが、フィンランドのパンの面白さ」
現地の味を再現。フィンランドのパン専門店。 キートス 店主 土持裕昭 ■食品は、その国の歴史そのもの ハパンレイパ、カリヤランピーラッカ。まるで呪文のような名前。これらはすべて、フィンランドのパンの名…
-
「京都らしさは、京都を外から眺めてみないとわからない」
和の伝統食を継承。京都初のねりみそ専門店。 ねりみそ工房 利香庵 店主 高橋宗孝 ■生き残った私にできることはなにか 髙橋宗孝さんは今日も、大鍋に向かってみそを練る。 「白みそを混ぜるのは京都だけ。味…
-
「うちがもっと人気店になれたら、西新道錦会商店街にいい店が増える」
昼も夜も酒が飲める、喫茶&バー。 壬生モクレン オーナー 川口まり絵 ■記憶が消えるから 飲むのは楽しい 私たち編集部は、1軒の店がその地域の風向きを変えるのを見てきた。河原町五条では「西冨家コロッケ…
-
「一体感があるのはダメ。口の中で完成するのが、おいしいべた焼の条件」
京都のソウルフード、べた焼専門店。 モッさんのべた焼 店主 国本眞行 ■俺なら、こうするのにって思う 母親が粉もんのメッカである東九条の出身。店に置いてある鉄板付きのテーブルがダイニングにある家庭で育…
-
「クラシックの素晴らしさを 理解できる人を増やしたいんです」
京都の住宅地に誕生した、小さな音楽ホール。 マリ・レスポアール 代表 村田真理 ■やりたいことは全部やればいい 外観は京都らしい一軒家。まさかここが音楽ホールだなんて、誰が思うだろう。隣家に住む実の母…