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〈祇園祭2022〉疫病退散の祈りつないで、祇園祭が告げる「始まりの夏」 3年ぶりの「神輿渡御」と「山鉾巡行」
疫病退散を神に祈る祇園祭。今年は3年ぶりに、八坂神社の神輿渡御と、町衆による山鉾巡行が行われます。その裏には、新型コロナ禍にあっても懸命に祈りをつないできた、祇園祭を支える人々の変わらぬ思いがありまし…
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〈祇園祭2020〉「非合理さえも伝統です。『京都の遺伝子』を守り続けたい」
山鉾巡行を支える、経験したからこその気配り。 長刀鉾保存会 稚児係 井尻浩行さん ◇ 祇園祭の山鉾で今も唯一、生稚児(いきちご)を乗せる長刀鉾。前祭巡行では「注連縄(しめなわ)切り」の役目を担い、23…
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〈祇園祭2020〉「神輿をきっちり守って行くのが、自分たちの役目です」
祇園祭の神輿にかける、四代目の覚悟。 森本錺金具製作所 森本安之助さん ◇ 八坂神社の神事である祇園祭の精神をひときわ強く感じるのが、3基の神輿による神幸祭と還幸祭だ。金色の錺(かざり)を付けた3基の…
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【神輿】氏子や担ぎ手が受け継ぐ思いひとつに
中御座、東御座、西御座の3基の神輿を、それぞれ三若、四若、錦の神輿会が担っている。例年は、京都の町を華やかな山鉾が進む7月17日の前祭巡行が済むと、午後4時から八坂神社で神幸祭が執り行われる。その後、…
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【長刀鉾】常に先頭を行く「くじ取らず」、裏方として支える稚児係
常に先頭を行く「くじ取らず」の長刀鉾。前祭巡行では、稚児が2人の禿(かむろ)を従えて鉾に乗る。例年7月13日に行われる「長刀鉾稚児社参」で、八坂神社から神の使いとしての位を授かる。以降、稚児は強力(ご…