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vol.08 ロックに疾走する『磔磔』の夜、感じた「京都の懐の深さ」
京都のロックシーンを作り出している「原動力」――それは個性的なライブハウスだ。他の都市ではなかなかお目にかかれない、木造の古い酒蔵のライブハウスがその主力というのも、いかにも古都・京都らしい。一方の雄…
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vol.07 扇子とロックのコラボレーション
日本は創業100年を超える企業が世界一多い国なんだそうだ。そうした100年企業が、当たり前にゴロゴロありそう、というか実際に歩いているとバンバン見つかるのが京都のすごいところ。そんな京都でもド級の老舗…
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vol.06 これぞ京都のレコ屋!『100000tアローントコ』
突然ですが、アナログ盤、聴いてますか? いっときは絶滅寸前といわれた塩化ビニールのレコード盤。いま、これが世界的に大逆転復活を遂げている。アナログ盤を聴くには専用プレーヤーが必要だし、針は取り替えなき…
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vol.05 ギブソン・レスポールの59年物を販売し、マーチンの社長が来店…昭和風情な京都の楽器店、その深すぎる歴史
河原町通の荒神口バス停のすぐそばに、井筒和幸監督の映画『パッチギ』のロケにも使われていた「よしや楽器」という店がある。1975年に開店したというその店は、古き良き風情をたたえる「街の小さな楽器屋さん」…
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vol.04 京都のライブは霊とセッション UrBANGUILD(あばんぎるど)
この夏は二人パール兄弟でツアーをしたので、今回はそのことを書いておきたいと思う。 二人パール兄弟とは、4人組のバンドのパール兄弟から派生したもので、僕の歌と、窪田晴男のギターだけのミニマムなユニット。…
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vol.03 高石ともやさんの凄い話!(その1)
(前回の続き) ふと入った河原町三条の洋食屋さん「満亭」。なんと50年余り昔にはフォークの神様達がその店に集い、画家でもあった先代のマスターの作品を高石ともやさんが気に入り、1stアルバムのジャケット…
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vol.02「満亭」(その2)
京都の街は面白深い。日曜にランチ難民となってたどりついた洋食屋さん「満亭」の先代は画家で、そこはかつて有名フォーク歌手がたまる店なのであった。河原町の路地の一角には、1960年代後半への扉が開いていた…