-
Vol.11 出町柳駅前のジャズ喫茶「LUSH LIFE」京都の町にたゆたう音楽の記憶(その2)
出町柳の改札からほど近いジャズ喫茶「LUSH LIFE(ラッシュライフ)」。前回、たまたま立ち寄ったこの店で、何やら京都の音楽“奥の院”の扉がいきなり開いたことを書いた。よく道に迷ったりすることを「ハ…
-
Vol.10 出町柳駅前のジャズ喫茶「LUSH LIFE」 京都の町にたゆたう音楽の記憶(その1)
「京都は音楽のワンダーランドだな」と、この連載を始めてからつくづく思い知らされている。町を歩いていると、驚くべき記憶やモノや人になにげなく出くわすのだ。それは東京ではなかなか難しい。今回は、わけてもと…
-
vol.9 「OLD THINGS MUST GO ON」な京都で巨大なマリオに出迎えられ、中古レコードを掘った話。
千年の都・京都が古いものに溢れているのはご存知の通りだが、一方で「新しいもの」も柔軟に取り入れるところがある。以前、超老舗の扇屋さんが新しくロックなブランドを立ち上げたことを紹介したが、街の旦那衆の粋…
-
vol.08 ロックに疾走する『磔磔』の夜、感じた「京都の懐の深さ」
京都のロックシーンを作り出している「原動力」――それは個性的なライブハウスだ。他の都市ではなかなかお目にかかれない、木造の古い酒蔵のライブハウスがその主力というのも、いかにも古都・京都らしい。一方の雄…
-
vol.07 扇子とロックのコラボレーション
日本は創業100年を超える企業が世界一多い国なんだそうだ。そうした100年企業が、当たり前にゴロゴロありそう、というか実際に歩いているとバンバン見つかるのが京都のすごいところ。そんな京都でもド級の老舗…
-
vol.06 これぞ京都のレコ屋!『100000tアローントコ』
突然ですが、アナログ盤、聴いてますか? いっときは絶滅寸前といわれた塩化ビニールのレコード盤。いま、これが世界的に大逆転復活を遂げている。アナログ盤を聴くには専用プレーヤーが必要だし、針は取り替えなき…
-
vol.05 ギブソン・レスポールの59年物を販売し、マーチンの社長が来店…昭和風情な京都の楽器店、その深すぎる歴史
河原町通の荒神口バス停のすぐそばに、井筒和幸監督の映画『パッチギ』のロケにも使われていた「よしや楽器」という店がある。1975年に開店したというその店は、古き良き風情をたたえる「街の小さな楽器屋さん」…