
おおいた和牛とアートのコラボ、始まる!
口に入れた瞬間、とろけるような食感とほどよい霜降りの芳醇な香りがジュワッ! 健康な牛の赤身本来のおいしさをしっかり味わうことができる「おおいた和牛」。幾度となく日本一に輝いてきたが、その魅力を知らない人はまだ多いかもしれない。

「和牛といえば霜降り肉のイメージが強いですが、おおいた和牛の特長は赤身。初めて食べたとき、肉の味が凝縮されている。なのにもたれにくい。感激しました」。
こう話すのは、京都・大阪・東京でワインダイニング「炭火とワイン」を経営する松村匡章さん。近年、牛肉のおいしさの新基準とされているのがオレイン酸だ。牛肉脂肪中に多く含まれるほど肉の風味と口どけがよくなる。「炭火とワイン」ではおおいた和牛の中でも希少価値の高い、オレイン酸55%以上の牛を仕入れている。

「この知られざる美味しさを伝えたくて、『炭火とワイン』でおおいた和牛の公式サポータショップをかって出ました」。
大分県はもともと黒毛和牛の豊後牛の産地で、100年以上の歴史がある。幾度も日本のコンテストで受賞してきた豊後牛のうち、肉質4等級以上のものだけが「おおいた和牛」と名付けられた。
そして2019年末、この「おおいた和牛」を堪能できる「炭火とワイン 四条FUYACHO店」が京都の3店目としてオープンした。すでに人気店として注目が集まっているが、さらに現在、スタートしているのが、将来有望な京都の若手アーティストとのコラボレーションだ。
「『実力派なのに、現時点で知名度が低い。今後の成長が楽しみ』。そんな共通点と、食の空間で様々な楽しみや体験ができる環境を提供したい想いから、若手アーティストの作品展示を、炭火とワイン 四条FUYACHO店で始めます」。
最初にコラボするアーティストは、和牛を連想させるような特徴的なシルエットの絵画作品を手がける山邊孝明さん。日本を代表するアーティスト、村上隆氏率いる「カイカイ・キキ」で修業し、京都を中心に制作を行っている。
実力派アーティストが順を追って登場する。コラボ情報&おおいた和牛についてはウェブ『ハンケイ京都新聞』に注目だ。
◇テーマは「形」
おおいた和牛の顔の「形」を連想させる、存在感のある絵画。京都の若手アーティスト山邊孝明さんの作品が店内を彩る。
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知られざる美味しさが魅力のおおいた和牛と若手アーティスト。一見共通点のない二者が、ここ京都でどんな共演を果たすのか?
(2020年3月10日発行ハンケイ500m vol.54掲載)
▽TEL:05052688057
▽営業時間:月~木17時~24時/金〜日・祝日16時~24時/不定休
最寄りバス停は「四条河原町」

